ここでは、性感染症(性病)の治療についてその概要をお話します。

あなたが、もしかして性感染症に感染したかも知れないと思った時、どんな治療を受けることになるのか、大方のイメージが湧くように解説します。

それでは、性感染症の治療について、

1.どこの病院に行けばいいか?  

2.どんな治療を受けるのか? 

この2点についてお話します。

 

1.性感染症はどこの病院で診てもらうのか?

皆さんは風邪をひいたとき、どの病院に行きますか?普通は内科に行きますよね。では、歯が痛くなったらどうですか?当然ですが歯医者に行きますね。さて、性感染症(性病)にかかったらどこへ行けばいいのでしょうか。

実は性感染症(性病)を扱う病院は色々あるのです。婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、皮膚科、内科、こういったところで性感染症(性病)の治療をしてくれます。

男性なら泌尿器科、女性なら婦人科(産婦人科)に行くケースが多いでしょうか。実は性感染症(性病)は、症状が出た身体の場所を見てくれる病院に行くのです。性器に痛み、かゆみが出れば、泌尿器科や婦人科、皮膚にイボが出れば皮膚科に行くし、喉に感染すれば耳鼻咽喉科の管轄と言う訳です。

そんな面倒な区別をせずに、性感染症(性病)を扱うんだから、「性感染症科」とか、「性病科」とかあってもいいのに・・・。そう思いませんか。事実、数は少ないようですが「性病科」とか「性感染症内科」と呼ばれる科はあります。

でも、たいていは婦人科や泌尿器科の中に設けられているようで、性感染症(性病)のみを扱う専門病院はかなり少ないようです。この辺りの事情はネットで検索してみると数が少ないのですぐに分かります。

実際問題、私たちが性感染症(性病)を疑って病院に行く時、「泌尿器科」や「婦人科」に行くのと「性病科」に行くのとでは、ちょっと違いませんか。「性病科」って、恥ずかしい気がしませんか。何となく後ろめたいような、人目を避けて行くイメージがありませんか。患者さんが入りにくいので、医療側も「性病科」と言う名前を使わない傾向があるそうです。

とにかく、性感染症(性病)は症状が出た場所を専門とする病院に行って診てもらう、これが基本です。

 

2.性感染症(性病)はどんな治療を受けるのか

これは、当然ながら病気によってそれぞれ治療方法は異なります。基本的には病原体の活動を弱め、殺してしまうために抗生物質、抗ウイルス薬、抗細菌薬を使います。薬の名前は聞いたこともないような難しいものが多いのですが、ペニシリンとかインターフェロンとかは聞いたことがありませんか。

ペニシリンとはアオカビから作られる構成物質で、梅毒の治療に使われます。このペニシリンの登場によって、梅毒によって死ぬ人は激減しました。インターフェロンはウイルス性の肝炎治療に使われています。この他、クラミジア感染症や淋菌感染症なども抗生物質を使った治療薬があります。

一方、ケジラミ症、疥癬などは原虫による性感染症(性病)なので、殺虫を行います。ケジラミ症だと陰毛をそり落として寄生する場所をなくしてしまいます。また、尖圭コンジローマの場合は性器にイボが出来る性感染症(性病)なので、イボをレーザーで除去します。

こんなふうにそれぞれの治療法は病気ごとに変わります。内服薬や軟膏などが多く用いられ、1週間から1ヶ月くらいで治るものが多いようです。むろん、全ての性感染症(性病)がその期間で治る訳ではありません。B型肝炎だと2ヶ月、3ヶ月かかる場合も多いし、C型肝炎だと慢性化することもあります。場合によっては長期入院もあります。

HIVの場合には、いきなり治療は行わず、体内のHIV増殖の様子、免疫力の程度を見ながら抗HIV薬の投与時期を決めていきます。以前と違って、HIVも薬でコントロール出来るようになり、エイズ発症を防ぐことが出来ます。

成人T細胞白血病の場合には、抗ガン剤治療や、骨髄移植といった方法が取られることがあります。これはちょっと他の性感染症(性病)とは治療方法が異なります。

国内で最も感染者の多い、クラミジア感染症、それに次いで多い淋菌感染症や性器ヘルペスなどは、抗生物質投与によって、1週間から1ヶ月くらいで治ると思って下さい。詳しい治療法はそれぞれの個別説明でご紹介します。

最後に性感染症(性病)の治療で忘れてはいけない大事なこと。それは、ピンポン感染を避ける、と言うことです。ピンポン感染とは、読んで字のごとく、パートナーとの間でお互いに病気をうつし合うことです。あなたに恋人がいたとします。そして、あなたは何かの性感染症(性病)に感染したとします。そこで、恥ずかしいから恋人にはナイショで病院に行き、こっそりと治療をしたとします。

でも、その時すでに恋人も同じ性感染症(性病)に感染していたとしたらどうでしょう。せっかくあなたは治ったけど、今度は恋人からうつされます。そして、恋人は恋人で、一人こっそり病院に行って治療を受けたとしたら・・・・。今度は恋人は治るけど、あなたが感染しているので、また恋人にうつします。つまり、常に片方は感染している状態が続き、いつまで経っても終わりがないのです。

この状態をピンポン感染と言います。これを防ぐには、二人同時に性感染症(性病)の検査を受け、感染が見つかれば二人同時に治療を受けるしかありません。自分だけが感染していて、相手に感染を言う勇気がない・・・・嫌われたらどうしよう・・・そんな弱気になるかも知れません。でも、過去より現在、未来の方がずっと大事なはずです。勇気を出してピンポン感染を防ぎましょう。

 

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