つい先日、性感染症の眼への感染について、大変興味深い記事を2つ見つけました。

あなたの性感染症予防、検査、治療にも役立つ記事だと思うので、今回はそれを取り上げてみます。

 

◇性感染症が眼に感染した患者には2通りのパターンがある

まず、日本性感染症学会の「性感染症 診断・治療 ガイドライン」で見つけた記事です。

性感染症の原因菌である細菌やウイルスが眼に感染した患者さんには2通りのパターンがあるそうです。

①性器感染や咽頭感染がすでに判明しており、その延長線上で眼への感染が判明した患者さん。

②眼の異常で眼科を受診して性感染症が判明した患者さん。

この2つのパターンです。

同ガイドブックによれば、①のパターンは治療が比較的容易なのだそうです。すでに原因菌が判明しているので治療法もすぐ分かるからです。

問題は②のケースです。これは患者を診察した眼科医の診断技量によって患者の予後が大きく左右されるそうです。つまり、眼の異常、症状から原因菌の特定を早期に行うことが出来るかどうか、と言う基本的な問題があるのです。

原因を特定できずにトンチンカンな治療をしていると症状が悪化することもあります。治療が長期に及び辛い日々を送るハメになります。

確かに一般の眼科に性感染症の感染者はあまり来ないでしょう。日頃から見慣れない症例に対して正確な診断を下すことは難しいことだと思います。

困った医師

 

◇クラミジア結膜炎になった男性の書き込み

さて、この記事を読んだすぐ後に、ネットの相談サイトでこれまた興味深い書き込みを見つけました。

ある男性が眼に異常を感じて近くの眼科に行くのですが、実はその男性はすでに性器クラミジア陽性が判明していました。泌尿器科で治療中だったのですが、眼にも異常を感じたので眼科に行ったのです。

男性が、自分のクラミジア陽性を告げて、たぶんクラミジア結膜炎ではないかと不安を医師に告げると、その医師はこう言ったそうです。

「眼科医になってからクラミジア結膜炎など診察したことは一度もない。そんな検査もやったことがないし、この病院では出来ない。一応薬は出すけど不安なら他の病院へ行って下さい。」

何とまぁ、ひどい話ではありませんか。そんな自信のない医師にもらった薬は怖くて使えません。

私はこの書き込みを見て先の日本性感染症学会のガイドラインを思い出しました。ガイドラインに出てくる患者のパターンで言えば、この男性は①のパターンです。

すでにクラミジア陽性が判明しているのですから、その延長線上で眼の治療を行えばいいはずです。

しかし、この眼科医は②のパターンで問題となる診断技量の足りない先生でした。経験不足とも言えます。何しろ一度もクラミジア結膜炎の患者を見たことがないのですから。

ホント、この男性は運が悪いですね。

まぁ、確かにクラミジアが眼に感染するクラミジア結膜炎の患者は少ないでしょう。40年も50年も前ならけっこう多かったかも知れませんが、現在ではめったにいないのだと思います。

 

◇性感染症は眼にも感染する

さて、日本性感染症学会のガイドラインによると、眼に感染する可能性がある性感染症は次の通りです。

●クラミジア

●淋菌

●梅毒

●HIV日和見感染症(HIV網膜症・CMV網膜症・伝染性軟属腫眼症状など)

●HTLV-1関連ぶどう膜炎眼症状

●単純ヘルペスウイルス2型

こうしてみると、けっこう多いですね。当サイトで何度も繰り返し説明してきましたが、性感染症の基本的な感染ルートは感染者の体液と粘膜部の接触です。

感染者の体液で、感染するほどのウイルスや細菌の量が含まれているのは精液、膣液、母乳、血液などです。そして粘膜部と言えば性器、咽頭部、肛門などですが、実は眼も粘膜部に含まれます。

病原菌が付着した手で眼をこすったりすると感染することがあるのです。

これらの性感染症が眼に感染した場合にどんな症状が出るのか、それはまた別の機会に記事にしたいと思います。

最後に、日本性感染症学会のガイドラインに書かれた注意事項をここにご紹介したいと思います。

 

『 性感染症の患者が眼症状を訴えた時は言うまでもなく、訴えない場合でも眼科的検査を依頼して、早期に眼病変や合併症を見つけだし、適切な対応をすることが極めて大切である。』(日本性感染症学会 「性感染症 診断・治療 ガイドライン」)

 

あなたも性感染症の感染疑惑があって、更に眼に異常を感じたときはご注意下さい。病院、医師の選択を誤るとひどい目にあう可能性があります。

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