あなたが何かの性感染症について不安に思ったり、実際に感染した場合、その病気の予後がどうなるのか、それが一番知りたいことだと思います。

私が調べた主な性感染症の予後をご紹介しましょう。

 

◇そもそも「予後」とは?

あなたは「予後」と言われてもピンと来ないかも知れませんね。「予後」と言う言葉は一般認知率52.6%だそうです。2人に1人しかご存じない。

「予後」とは、

『予後とは、予想される医学的な状態(健康状態)に関する、経験にもとづいた見解を意味する用語である。例えば「予後が良い」や「予後良好」と言えば見通しがよいことを意味する。反対に「予後が悪い」や「予後不良」とは、見通しが悪いことを表す。』(ウィキペディアより)

もっと分かりやすく言えば、治療して治るのか、治りやすい病気なのか、と言うことです。

では、以下の性感染症について私の調べた予後を説明致しましょう。むろん、現実には患者によってそれぞれ予後は異なります。ここで説明するのはあくまでも一般的な話です。それを予めご承知の上でお読み下さい。

1.HIV/エイズ

2.梅毒

3.クラミジア

4.淋菌

5.性器ヘルペス

6.尖圭コンジローマ

7.カンジダ

8.膣トリコモナス

1.HIV/エイズ

残念ながら今の医学ではHIV感染症を完治させることは出来ません。ウイルスの完全駆除は出来ないのです。ただ、1997年頃から始まったARTと呼ばれる抗HIV治療によって致死的疾患ではなくなりました。エイズで亡くなる患者は激減したのです。

体内のHIVを検出限界まで抑えることが可能になり、それによって免疫力の回復が可能になったからです。エイズ発症前に感染が分かればエイズを防ぐことも可能になりました。

ただ、生涯治療となり薬を毎日決められた量飲まないと耐性が出来て効かなくなってしまうこと、長期の服用による副作用の問題があります。

更にエイズ発症後の治療では生存率が下がること、後遺症が残ることもあります。

詳しくは姉妹サイトに記事がありますのでそちらをご覧ください。

『早期検査、早期発見が重要なわけ』(HIV感染症の検査・症状100問100答)

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2.梅毒

かつては不治の病だった梅毒も今では薬で完治可能となっています。

私が調べた範囲では、感染の第二期までに治療を始めれば凡そ1ヶ月ほどで治ることが多いようです。しかし、第三期までいって治療を始めた場合は3ヶ月まで長引くこともあるようです。

ただ、大抵の場合、自覚症状よって第二期までに治療を受けることになります。

それから梅毒はHIVとの重複感染が多く、その場合は単独感染より重症化したり病状の進行が早くなったりすることがあるそうです。

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3.クラミジア

性感染症の中で最も感染者が多く、無症候感染者も入れると100万人以上いると言われています。治療は抗生物質の投与になりますが、概ね1週間から2週間で完治するようです。

ただし、クラミジアは感染しても男性の50%、女性の80%には自覚症状が出ないと言われています。症状が出なくても感染はどんどん上体へ進行し、男性なら尿道炎から副睾丸炎や前立腺炎などを引き起こすことがあります。

また女性なら子宮頸管炎から子宮内膜炎、卵管炎などを起こして不妊症や子宮外妊娠の原因になる可能性があります。発見が遅れるとクラミジアは完治しても不妊症が残ってしまうことがあります。

従ってクラミジアは感染が早期に見つかれば薬で比較的短期で治りますが発見が遅れるとやっかいです。

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4.淋菌

淋菌感染もクラミジアと同様です。抗生物質の投与によって1週間から2週間ほどで完治することが出来ます。ただ、淋菌がクラミジアと異なるのは薬剤に対する耐性です。淋菌に効果的な薬はどんどん少なくなっており、治療中も耐性の確認が必要です。

だから間違っても自分でネットなどから抗生物質を手に入れてかってに使わないことです。早期に治るものがこじれて悲惨な目にあうかも知れませんよ。

淋菌感染を気付かないまま放置した場合はクラミジアと同じ様に男性は副睾丸炎や前立腺炎、女性は子宮内膜炎、卵管炎による不妊症の原因になる可能性があります。

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5.性器ヘルペス

原因菌である、単純ヘルペスウイルスの増殖を抑制する抗ヘルペスウイルス内服薬(アシクロビル、バラシクロビル)を使って治療します。あるいは軽い症状では軟膏塗布(ビタラビン)だけで治る場合もあります。

症状にもよりますが、5日~10日ほどで症状が改善されます。

ただし、いったん感染したウイルスは完全に除去することは出来ません。神経節などに潜伏して過労やストレス、免疫力低下などの時にまた活発になり、症状が再発することがあります。

そう言う意味ではやっかいな病気で、何度も再発を繰り返す人もいます。

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6.尖圭コンジローマ

原因菌はヒトパピローマウイルスで、患部にイボが出来ます。そのイボを電気メス、レーザーによる焼却法、液体窒素による凍結療法などにより除去します。軟膏を塗布する方法もあります。

しかし、ウイルスの完全除去は難しく、3ヶ月以内に25%の人は再発するとも言われています。

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7.カンジダ症

カンジダの症状は抗真菌剤によって1週間~2週間で治ります。膣錠を使ったり軟膏を使ったりします。

ところが原因菌のカンジダ・アルビカンスは常在菌です。性行為感染だけでなく、免疫力が低下したり体調不良の時などに自己感染して発症することがあります。

従って、治療して治っても再発を繰り返すことがあります。生活習慣や食生活など、日常の生活で免疫力が落ちないようにすることが予防になります。

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8.膣トリコモナス症

抗原虫薬を投与してトリコモナス原虫を駆除します。7日~10日ほどで治ることが多いようです。

ただ、感染しても20%~50%の人には自覚症状がないと言われています。知らずに放置していると炎症が卵管まで進み、不妊症の原因になることもあります。

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◇まとめ

以上、8つの主な性感染症の予後について説明しました。完治出来る病気、残念ながら完治できない病気、再発を繰り返す病気があります。

どの病気も早期発見、早期治療が予後を良くするために大事です。自覚症状の出ない病気もあるので、あなたに症状が出なくても感染不安、心当たりがあれば検査を受けましょう。

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