最近読んだ本、『職業としての風俗嬢』から、とっておきのお話しをご紹介しましょう。あなたの性感染症予防にお役立て下さい。

お恥ずかしい限りですが、私はかつて性風俗でかなり遊んでいました。国内はもとより、海外でも出張の合間に遊んでいました。まぁ、そのおかげで深刻なHIV感染不安に陥り、大変な目に合いました。自業自得です。

しかし、性風俗は形こそ変えていますがなくなることはありません。次から次へと新しいサービスが登場しては世の男性たちを誘います。かつての私がそうだったように、性風俗に遊びに行くあなた。あなたは風俗嬢の実態をご存知ですか?

◇知らなかった!『職業としての風俗嬢』

私が最近読んだ本はこれです。

職業としての風俗嬢

『職業としての風俗嬢』 中村淳彦・勅使河原守(宝島社新書) ¥842 2015年

いやぁ、この本すごいです。今まで知らなかった風俗嬢のことがむっちゃ詳しく説明されています。何しろ書いた人がすごい!

●勅使河原 守
1965年東京生まれ。都内、横浜市内、大阪市内に24店舗の派遣型風俗店(デリバリーヘルス)を経営。風俗嬢500人を抱え、年商は何と10億円。最近では風俗店経営のコンサルティングや起業育成を行っている。風俗の裏の裏まで知り尽くした人物。今回初めて本を出した。

●中村 淳彦
1972年東京生まれ。フリーのライター。性風俗に関する著書多数あり。勅使河原氏の談話を本にまとめた。

という訳で、メインは勅使河原氏の体験、現状をまとめて本にしたものです。何せ勅使河原氏はデリヘル店を24店舗、風俗嬢を500人も抱えているのです。こりゃもう、風俗を語るにこんなふさわしい人はいません。

そしてとにかくこの本は面白い。あんなに遊んだ風俗なのに、その実態をちっとも知らなかったのだと改めて思い知りました。

では、この本がどれだけ面白いか、ちょっと目次の一部をご紹介しましょう。

●全国の風俗嬢の総数は東京23区の1区分に相当

●売春は違法だが、風俗嬢にも客にも罰則はない

●ソープランドで公然と売春が行われているのに逮捕されない理由

●風俗嬢を専業でやっているのは全体の1~2割

●風俗嬢からの「源泉徴収」は必要なのか

●国税は風俗嬢から税金を取る気はない

●SNSを使って自ら客を取る風俗嬢たち

と、まぁ面白そうな話がズラリと並びます。これはほんの一部で、まだまだ興味深いネタ話がどっさり出てきます。別にこの本が売れるように紹介するのが目的ではないので、これ以上は書きません。あなたも興味があれば本屋で買って読んでみて下さい。

特に日頃風俗嬢にお世話になっているあなた、この本を読んでお店に行けば彼女と話が盛り上がること間違いなしです。

さて、私がこの本を読んで今回、ここでご紹介する気になったのは、本の中でこんなことが書かれていたからです。

『風俗嬢の多くは個人事業主である』

え~!うそ~!って思いました。あなたは知っていましたか?風俗嬢って、個人事業主なんですって!

◇風俗嬢は個人事業主!

あなたが風俗で遊ぶとき、どうします?ソープランドやファッションヘルスならお店まで行きますよね?デリヘルならお店に電話しますよね?いずれにしてもあなたがまず接触するのはお店のはずです。いきなり風俗嬢に連絡することはないでしょう。まぁ、個人的に親しくなればメールや電話で、「今から行くよ!」なんて事前連絡はするかも知れませんが。

だから感覚としては、お店があって風俗嬢がいる、つまり風俗店で雇われている従業員だ私はと思っていました。でも違うのです。むろん従業員はいます。男性のスタッフが風俗嬢とは別にいますよね。彼らは従業員であり、お店に雇われています。でも風俗嬢は違うのです。

ではなぜ風俗嬢は個人事業主なのでしょうか。それは、性風俗の建前として、

『お店は場所を提供しているだけで、お客と風俗嬢が自由恋愛で遊んでいる』

ということになっているからです。だから売春ではないのです。むろん、建前のお話ですよ。風俗関係を取り締まる法律、「風適法」上も税務上も、風俗嬢は個人事業主とみなされているのです。私はこの本を読むまで全く知りませんでした。

それゆえ、風俗嬢たちが性感染症の検査を受けるか、受けないか、それは彼女たち次第なのです。あくまで自己責任であり、お店側がきちんと管理している訳ではありません。

「うちのお店厳しくてね、毎月検査受けないとお客とらせてくれないの。」

なんて風俗嬢の話を聞くことがあります。風俗店の中にはホントにそうやって管理しているところがあるのかも知れません。しかしそれは稀であって、ほとんどは風俗嬢任せです。個人事業主である風俗嬢は自らの責任において性感染症の検査を受けている訳です。

◇あなたが注意すべきこと!

2年くらい前でしょうか。60代の男性が風俗に遊びに行ってHIVに感染してしまいました。それがネットのHIV特集で取り上げられ、男性は取材に対してこう言いました。

『お店がたいそう立派だったので、こんな店の子なら大丈夫だと思った。』

それでコンドームなしの性行為を行い、不運にもHIVに感染してしまったのです。

この男性は2つの大きな勘違いをしています。

1.お店がどんなに立派な造りをしていても、そこで働く風俗嬢はみな個人事業主であり、性感染症検査は自己責任でしかない。

2.風俗嬢は個人事業主であるがゆえに複数のお店で働くことも珍しくない。そのお店専属とは限らない。

ということなのです。まぁ、店内が衛生的であればそれに越したことはありません。薄汚く不衛生な店よりは病気をうつされる可能性は低いかも知れません。しかし、安心なんて出来ないのです。

お店であなたを待つ風俗嬢が個人事業主なら、あなたの性感染症予防はあなたの自己責任です。お店や風俗嬢に頼っても安全なんてあり得ません。

仮に風俗嬢が毎月性感染症検査を受けていたとしても、例えばHIVに関して言えば3ヶ月前の感染有無が分かるだけで今現在感染しているかどうかは分かりません。

「HIV検査、OKだったから安心してね!」

なんてニッコリ笑って言われても、その検査は3ヶ月前の感染がなかったことを示すだけです。直近の3ヶ月にお客の相手をしていればHIVに感染している可能性があります。そして間違いなく風俗嬢はお客の相手をしています。

こんなふうに検査していても危ないのですから、検査していなければもっと危ないですね。ただ風俗嬢も仕事だから検査はちゃんと受けて自分の身を守ることはするでしょう。しかしそれはあくまでも風俗嬢個人の自己責任であり、あなたの安全を保障するものではありません。

かつて私自身が風俗で遊びまわり、随分危険なこともやりました。だからあなたに決してえらそうなことは言えません。ただ、性風俗で遊ぶならあなたの自己責任で性感染症予防にお気を付け下さいと言いたいです。風俗嬢の自己管理にだけ頼っていては危ないです。あなたが後悔するハメにならないことを祈ります。

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*もっとも感染者が多く、しかも自覚症状が少ない性感染症です。
■STD研究所 STDチェッカー TypeP(男性用女性用
クラミジア・淋菌・クラミジア(のど)・淋菌(のど) やっかいな咽頭感染の検査も可能です。
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