主な性感染症の最新動向データをご紹介します。

HIV(エイズ)・梅毒は全数報告、クラミジア・淋菌・尖圭コンジローマ・性器ヘルペスは定点報告調査のデータです。(厚生労働省 平成28年8月データから)

最初にデータの素性を2点ほど説明させて頂きます。

まずその1です。

このページのデータは厚生労働省のホームページで公開されている平成28年更新データです。

HIVだけは厚生労働省エイズ動向委員会のデータを使用しています。

そしてその2。

HIVと梅毒は全数報告なのですが、それ以外の性感染症は定点報告のデータです。

HIVと梅毒は日本全国、どこの医療機関、保健所で見つかっても7日以内に都道府県知事に報告する義務があり、感染症法で定めた罰則付きの規定があります。

このようにHIVと梅毒は感染者、患者の全数報告が義務付られているため、かなり正確に動向が分かります。

しかし、クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマの4疾患は全数報告ではなく、定点報告のみです。

定点報告というのは、予め全国に970ほどの医療機関が定点報告病院として指定され、その病院で見つかった感染者のみが報告されるシステムです。

従って、定点指定病院以外で見つかった感染者については全くデータが上がってきません。動向調査からは漏れているのです。

以上の2点、データの素性を頭において先をお読み下さい。

 

◇HIV感染者の動向

HIV概要
図1.HIV感染者の動向

グラフを見てお分かりのように、ずっと右肩上がりで感染者が増加していたのが、ここ数年はやや横ばい状態です。

ただし、保健所などにおけるHIV検査の受検者もまた減少したまま横ばいなので、単に検査を受ける人が減っているから、という見方もあるようです。

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◇エイズ患者の動向

エイズ概要
図2.エイズ患者の動向

新規エイズ患者は増加傾向が続いていましたが、ここ2年ほどはやや減少です。

しかし、エイズを発症して初めてHIV感染に気が付く「いきなりエイズ」の発生率は依然として30%を超えています。

現在の医学ではエイズ発症前に治療をすれば、エイズの発症を防ぐことが可能です。

「いきなりエイズ」は早期のHIV検査で防げるだけに残念な結果です。

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◇梅毒感染者の動向

梅毒感染者の推移
図3.梅毒感染者の推移

新規梅毒感染者はここ数年、急増しています。特に若い女性にも感染が広がっており、母子感染も増えています。

平成28年は12月11日時点ですでに4,259件となっており、実にこの5年間で感染者は8倍に増えています。

また梅毒がHIVと重複感染すると単独感染の場合よりも症状が重症化したり、病気の進行が早くなることがあります。


梅毒患者年齢別分布(平成27年データ)

梅毒年齢
図4.梅毒患者年齢別分布(平成27年データ)

梅毒感染者の年齢別推移です。このグラフで驚くのは60歳以上の感染者が多いことです。

性感染症に年齢は関係ないと言いますが本当です。

HIVでも同様の傾向にあり、高齢者の方が性感染症に対する危機感が薄いのでしょうか。

先ほども説明しましたが梅毒はHIVとの重複感染も多く、その場合は病気の進行が早くなったり、より重症化したりすることがあり要注意です。

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◇クラミジア感染者の動向

クラミジア推移
図5.クラミジア感染者の推移

何ともまた不思議なグラフとなっています。泌尿器科や婦人科の先生が、あれほどクラミジア感染が広まっていると指摘しているのにグラフでは平成14年をピークにクラミジア感染者は減少しここ数年は横ばい状態です。

ただし、クラミジア感染は女性の80%、男性の50%には自覚症状がないと言われています。

従って、実際には定点報告の数の何倍ものクラミジア感染者が存在しているだろうと言われています。

本や医療サイトでよく目にするのは、

「性感染症の中で最も感染者が多く、国内に100万人以上いると推測される」

というフレーズです。

特にオーラルセックスによるクラミジア咽頭感染は更に自覚症状が薄く、多くの無症候感染者が存在するものと思われています。


クラミジア感染者の年齢別分布(平成27年データ)

クラミジア年齢
図6.クラミジア感染者の年齢別分布(平成27年データ)

10代、20代の女性に非常に感染者が多いのが特徴です。

ある調査では20歳から24歳の女性の、16人に1人はクラミジアに感染しているとした推計報告まで出されています。⇒「あなたは大丈夫?無症候感染者」

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◇淋菌感染者の動向

淋菌感染者推移
図7.淋菌感者の推移

クラミジアと並んで感染者の多い淋菌ですが、なぜかこちらもクラミジア同様、減少傾向のグラフになっています。

医療現場からは減少している実感はないとの声をよく聞きます。

淋菌もまた咽頭感染が多く、しかも自覚症状があまり出ません。クラミジア同様、用心が必要です。

女性に比べて男性の感染者が圧倒的に多いのは、男性は顕著に自覚症状が出るのに比べ、女性には自覚症状が出ない場合も多いのが理由ではないかと言われています。


淋菌感染者の年齢別分布(平成27年データ)

淋菌感染者年齢分布
図8.淋菌感染者の年齢別分布(平成27年データ)

20代、30代の男性に感染者が多いのが特徴です。男性の場合は感染しているのに気が付かないケースはあまりありません。オシッコをすると激しい痛みを感じます。

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◇性器ヘルペス感染者の動向

性器ヘルペス推移
図9.性器ヘルペス感染者の推移

女性に多い性感染症です。

定点報告の結果グラフから見る限り、性器ヘルペスは平成18年をピークに感染者は減少に転じていました。

しかし、平成22年よりまた増加傾向が見られます。性器ヘルペスに感染しているとHIVにも感染しやすくなるので要注意です。

感染の トレンドとしては、オーラルセックスの流行による唇や喉への感染があります。

性器ヘルペスのウイルスには、単純ヘルペスウイルスⅠ型・Ⅱ型と2種類があり ます。

Ⅰ型に感染すると唇や口内に潰瘍(かいよう)が出来ます。Ⅱ型に感染すると性器に潰瘍が出来ます。

しかし、近年オーラルセックスが一般化し、Ⅰ型が 性器に、Ⅱ 型が唇や口内に感染する例が目立っているそうです。


性器ヘルペス感染者の年齢別分布(平成27年データ)

性器ヘルペス年齢
図10.性器ヘルペス感染者の年齢別分布(平成27年データ)

60歳以上の感染者が非常に多いのが特徴です。

性器ヘルペスは治療によって症状が治ってもウイルスは体内に残り、免疫力が落ちたりすると、再発を繰り返します。

そのため、50代、60代以降にも感染者が多く見られるのです。

 

◇尖圭コンジローマ感染者の動向

尖圭コンジローマ感染者の推移

尖圭コンジローマ推移
図11.尖圭コンジローマ感染者の推移

尖圭コンジローマも平成17年をピークに感染者が減少に転じています。しかしここ数年はまた増加傾向にあり、要注意です。


尖圭コンジローマ感染者の年齢別分布(平成27年データ)

尖圭コンジローマ年齢
図12.尖圭コンジローマ感染者の年齢別分布(平成27年データ)

尖圭コンジローマは女性の場合は20代、男性の場合は20代、30代に感染者が集中しています。

さて、HIV、梅毒、クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマの感染者動向を見てきました。

HIV、エイズはともかく、その他の性感染症はみな感染者が減少傾向にあります。

冒頭にも書いたように、クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマは全数報告ではなく定点報告なので、本当に減少しているのかどうか、このデータだけで断言はできない、というのが専門家のご意見のようです。

そして、あなたにとって一番大事なことは、世間の一般的な動向ではなく、あなたご自身に降りかかる性感染症の感染リスクです。

いくら世の中から感染者が減っていようと、あなたが感染するかどうかには全く関係ありません。

くれぐれも性感染症の感染にはご用心下さい。そして、少しでも不安に感じたら重症化する前に検査を受けて下さい。

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