HPVによる子宮頸がんワクチン
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今回は子宮頸がんのワクチンについてお話したいと思います。
8月13日付けの読売新聞社説に、「子宮頸がん ワクチンの普及を急ぎたい」と言う記事が載っています。この記事から皆さんに内容をご紹介しましょう。
記事の要点としては、来年度から子宮頸がんの予防接種にかかる費用を、国が公費で支援します、と言う話です。
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1.子宮頸がんとは、どんな病気か
まず、子宮頸がんとはどんな病気なのかをお話します。子宮頸と言うのは、子宮のずっと下の方、膣へとつながる細長い部分です。ここにがんが出来たものを、子宮頸がんと言います。
子宮頸がんは、国内では毎年15,000人が発症すると言われ、約3,500人が死亡しています。特に近年は20代、30代の患者が急増しているそうです。
この病気の原因ははっきり解明されており、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。このサイトでご紹介している、尖圭コンジローマを引き起こすウイルスと同じ仲間です。HPVには100種類もあるそうで、尖圭コンジローマの原因となるHPVとは型番が異なります。
しかし、同じ仲間のウイルスであり、感染ルートは尖圭コンジローマ同様、性行為感染によるものです。従って、予防にはコンドームが有効です。
実際にHPVが女性の体内に入ってきても、通常は人の免疫機能によってHPVの増殖は抑えられ、治療をしなくても自然駆除が出来ます。しかし、中には長期感染したまま持続感染する場合があって、子宮頸がんを発症することがあるのです。
子宮頸がんの初期症状としては、ほとんどの場合自覚症状がありません。少し進行すると、不正出血や下腹部の痛み、異常なおりものが見られるようになります。症状が出にくいため、がんに気が付いたときにはかなり進行していることもあります。
子宮頸がんの治療は、通常の抗がん治療と同じです。外科手術による摘出や、放射線療法、薬による化学療法などを行います。当然ながら、早期発見、早期治療を受けた場合ほど手術後の再発率は低く、生存率が高くなります。
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2.子宮頸がんのワクチンとはどんなものか
上記に説明したように、子宮頸がんの原因はHPVと解明されており、ワクチンが存在します。10代前半でワクチン接種を行えば、6割から7割の感染を防ぐことが出来るそうです。
このワクチンは、期間をあけて3回接種を繰り返します。現状では全額自己負担のため、約5万円の負担が必要となっています。全国の自治体の、約1割程度が、何らかの助成を行っているものの、金額的には半額以下が多いそうです。
こういった現状を受けて、ワクチン接種の公的な支援が開始される運びとなったのです。
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3.ワクチン接種の問題点
しかし、今後に向けての問題点もあります。まず、ワクチンの副作用です。これは子宮頸がんのワクチンに限りませんが、要注意です。今までのところは、重度の副作用は報告されていないそうです。
次に、がん検診の問題があります。ワクチンは100%完全に子宮頸がんを予防出来るものではありません。やはり定期的に健診を受けて早期発見を図ることは大事です。
しかし、現状では子宮頸がんの検診を受ける人は2割程度だそうです。このがん検診にも、公的助成をもっと検討して欲しいと、読売新聞の社説は締めくくっています。
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