尖圭コンジローマ
ここでは性感染症(性病)の中から尖圭コンジローマについて説明します。
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1.尖圭コンジローマとはこんな病気です
ウイルス感染によって、性器は肛門の周辺に先のとがったイボが出来る病気です。「尖(せん)」とは、先のとがった、と言う意味です。治療でイボを取っても、ウイルスは体内に残り、免疫力が低下したときに再発するこがあります。
◇感染者数推移 平成11年(1999年)から平成20年(2009年)までの10年間 定点報告データ使用
尖圭コンジローマについては、目立った感染者の増減もなく、ほぼ横ばい傾向で推移しています。
◇年齢層別感染者 平成20年(2008年)における年齢層別感染者 定点報告データ使用
尖圭コンジローマは、女性では20代前半、男性は20代後半をピークに20代から40代前半までに多く見られます。特に10代後半から20代前半の 若い世代ほど女性感染者が多いのが特徴です。
________________________________________________ 2.尖圭コンジローマの病原体
ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)が病原体です。このウイルスは種類が多く、200種類もあるそうです。その中で、尖圭コンジローマの原因となるのは、6型、11型と呼ばれているウイルスです。
________________________________________________ 3.尖圭コンジローマの感染ルート
性行為感染します。男性の場合、包茎で不衛生にしていると感染しやすくなります。
________________________________________________ 4.尖圭コンジローマの検査方法
イボの組織を採取してウイルスを調べます。
________________________________________________ 5.尖圭コンジローマの症状
感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、凡そ2ヶ月から3ヶ月です。まれに1年を超えるような長い潜伏期間もあるそうです。女性の場合、性器から肛門にかけて「カリフラワー状」とか、「ニワトリのとさか状」と表現される白色、またはピンク色の米粒大のイボが沢山出来ます。先がとがっていて、痛みやかゆみはありません。ただし、イボが大きくなると排尿時や性交時に痛みが出ます。また、イボは膣の中に出来ることもあります。男性の場合には、亀頭の根元や肛門に米粒大から小豆大のイボが出来ます。
________________________________________________ 6.尖圭コンジローマの治療法
何より性器を清潔に保つことが大事です。男性で真性包茎の人は手術を受けて亀頭と皮の間に垢がたまらないようにした方がいいです。(「性感染症と包茎」参照)
治療方法は、外科的治療と、薬物療法の2つがあります。外科的治療では、レーザーで除去したり、電気メスで焼き切ったり、液体窒素で凍結して除去します。薬物療法の場合には抗ガン剤の入った軟膏を塗ります。
液体窒素による凍結とは、綿棒に液体窒素をしみこませて、イボに押しつけて凍結させます。この方法だと治療に痛みもなく、イボの跡が残りにくいそうです。ただし、大きなイボだと凍らせるのが難しいそうです。
治療でイボを除去しても、ウイルスを体内から完全に除去することは出来ません。従って、非常に再発の多い性感染症と言われています。治療終了後、3ヶ月から4ヶ月は要観察です。
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7.尖圭コンジローマの注意点
尖圭コンジローマは治療してもウイルスの一部が隠れて残り、再発することがあります。また尖圭コンジローマの原因となるHPVは良性型の6型、11型です が、一部の患部組織からは悪性型の16型、18型が検出されることがあります。悪性型は長い潜伏期間を経て女性なら子宮頸がん、男性は陰茎がんの原因とな ることがあります。
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