不妊症が怖い性感染症(性病)
このページでは、性感染症(性病)と不妊症の関係について説明します。
性感染症(性病)が不妊症の原因になることはよく知られています。不妊症を引き起こす性感染症(性病)は、クラミジア感染症や淋菌感染症など自覚症状が軽いものがあります。自分で感染に気が付かない場合も少なくありません。
でも、感染に気が付かずに放置していると、体内では感染がどんどん広まり、先に上げたような重大で深刻な障害につながってしまいます。早く感染に気が付けば薬で比較的簡単に治るのです。こんな重大な障害を起こす前に検査を受けて安心した方がいいですね。
そもそも、女性が妊娠するプロセスは非常に複雑かつ繊細です。卵巣からひと月に1個の割合で卵子が排出されます。この卵子は排卵後24時間だけ受精する能力を持っています。一方、男性は、1回の射精でそれこそ数億単位の精子を放出します。この精子は射精後48時間~72時間の間は受精する能力を持っています。このタイミングがバッチリ合わないと受精は難しいのですね。
男性が射精した数億の精子は、いっせいに卵子めがけて卵管を上っていきます。でも、最終的に卵子にまでたどり着くのは、たったの数百個だそうです。でも、せっかくたどり着いても卵子の細胞膜を突き破って中に入れなければ受精は出来ません。
まぁ、こんなふうに受精、妊娠のプロセスを説明しだすと長いのですが、要は女性が健康でなければ受精しにくい、と言うことです。複雑で微妙な受精、妊娠のプロセスを成功させるのは繊細な女性の体内メカニズムが必要なのです。
そこに、性感染症(性病)による炎症などの異常が起きていると、受精のプロセスは成り立たず、不妊症となってしまうことがあるのです。
では、性感染症(性病)による不妊症の原因となる炎症にはどんなものがあるか、見ていきましょう。感染の順序で説明していきます。
順序としては、子宮頸管(けいかん)炎⇒子宮内膜炎⇒卵管炎⇒骨盤内感染症と、感染は上体へ広がっていきます。
①子宮頸管炎⇒子宮頸管と言うのは、膣の奥の子宮の入口部分です。ここは筒状の管になっています。ここに炎症が起きることを子宮頸管炎と言います。膿のようなおりものが出ることがあります。子宮頸管が炎症を起こすことによって、精子の通過性が悪くなります。
②子宮内膜炎⇒子宮の内側を覆っている粘膜に炎症が起きた状態を、子宮内膜炎と言います。この炎症によっても精子の通過性が悪くなり、不妊症の原因となることがあります。おりものが増加します。
③卵管炎⇒卵管に炎症が起こった状態を言います。卵管の近くの臓器である、卵巣や骨盤腹膜などにも炎症が及ぶこともあります。卵管が炎症によって詰まれば精子の通り道がふさがれてしまい、不妊症の原因となります。
④骨盤内感染症⇒感染が更に広がり、子宮、卵管、卵巣、腹膜などがまとめて炎症している状態を言います。発熱や下腹部に強い痛みが出ます。不妊症や子宮外妊娠の原因となることがあります。
このように、性感染症(性病)自体の自覚症状がなかったり、軽くても体内に広がる感染による障害は重大で深刻です。卵管が炎症によって一度癒着して塞がると、回復させるのはとても難しいそうです。炎症も軽いうちになら治療も楽で早く治ります。少しでも感染に不安や心当たりがあれば、すぐに性感染症(性病)検査を受けることをお勧めします。
自覚症状の軽い性感染症は自分から感染を疑って検査を受けるしかありません。早期発見、早期治療に勝るものなしです。だけど、どうにも病院に行くのは嫌だ、行きたくない、と言う人には検査キットでチェックする方法もあります。関連記事を参考にして下さい。くれぐれも感染を放置して重症にならないようにして下さい。
以上、性感染症と不妊症についての情報をお届け致しました。ところで、不妊症の大きな原因になっている、クラミジア感染症や淋菌感染症の最大感染源を知っていますか? あなたも知っている、でも意外な感染ルートがあるのです。下からどうぞ。
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