子宮頸がん患者が出産
子宮頸がんの患者が女児を出産したことが大きく報道されました。(11月25日)報道によれば日本では初めてであり、世界でも4例しかないそうです。通常は子宮頸がんの治療を優先させて、中絶した後に治療を行うのだそうです。
このサイトのコラムでもつい前回、「子宮頸がん対策が進まない理由」をアップしたばかりでした。考えてみれば子宮頸がんは年間に1万5000人も発症しているので、当然その中には妊婦が含まれている可能性はあります。
子宮頸がんの手術では、子宮そのものを残し、子宮頸部とその周辺を摘出する手術方法が取られるそうです。子宮を残すことによって、手術後にも妊娠、出産が出来る可能性を残すためです。ただ、その場合でも妊娠の可能性は20%程度しかないそうです。
今回の患者さんもそれを知っていて、中絶してしまえば再び妊娠することがないかも知れないと、あえて中絶せずに手術を選びました。素人にはよく分かりませんが、日本で初めて、世界でも4例しかないのですから、非常に難しい手術なのだと思います。
しかし、現に今回手術は成功して無事に出産できたので、今後同じような患者さんが出て来たときには、ひとつの選択肢となるのではないでしょうか。
子宮頸がんと言えば、この出産のニュースの少し前に女優の原千晶さんが子宮がんの手術を乗り越えて結婚と言う話題がワイドショーで盛んに取り上げられていました。原さんは2005年に子宮頸がんの手術を受け回復。しかし、今年1月に子宮頸がんと子宮体がんを再発し手術したそうです。
原さんの二度目の手術は子宮の全摘なので、今後妊娠はあきらめるしかありません。それだけに、それを相手の男性が承知の上で結婚したことが感動的に伝えられていました。
あなたもすでにご存知かも知れませんが、この子宮頸がんはヒトパピローマウイルスによって発症するがんです。このウイルスは性行為で感染し、長い時間をかけて細胞をがん化させます。ただ、感染したからといって誰でもがんになる訳ではありません。
たいていの場合には免疫力によってウイルスによるがんの発症を抑えるのですが、中には感染したまま、長期の潜伏期を経てがんを発症する人がいます。
子宮頸がんは初期に見つかれば命を落とすことは少ないのですが、なかなか初期状態では自覚症状がなくて気付かないそうです。それで重症化してから気付くことも多く、年間に3,500人ほどが亡くなっています。
国内の20歳から40歳までの女性では、子宮頸がんの検査を受ける人はわずかに20%だそうです。性行為で感染するウイルスが原因だけに、誰にでも感染する可能性があります。
どうぞ重症化する前に検査を受けてください。
なお、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)を自宅で検査出来るキットがあります。ご参考までにお知らせしますので、もしも検査を受けてみようかと思うあなたは下からどうぞ。
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