子宮頸がん対策が進まない理由

以前にこのコラムで子宮頸がんのワクチン普及についてお伝えしました。今回はその続編です。

11月13日付けの読売新聞くらし面に、「子宮頸がん 進まぬ理解」という記事が掲載されています。これはどういった内容かと言うと、子宮頸がんに対するリスクを、本人、及び周囲の家族、保護者も十分理解していないという警鐘です。

まず、子宮頸がんとはどんな病気かおさらいしておきます。このがんは子宮の入り口(子宮頸)にできるがんで、日本では毎年1万5000人が発症し、3500人が死亡しているそうです。(読売新聞による)

そして、子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が原因であると解明されています。このウイルスは性行為によって感染していきます。しかし、感染した女性の誰もが子宮頸がんになるのではなく、ほとんどの人は自分の免疫力によって発症を防ぎます。しかし、中には長期感染したまま、長い年月をかけて細胞ががん化し、子宮頸がんを発症する人がいます。

子宮頸がんにはワクチンがあり、予防することができます。「予防できる唯一のがん」と言われているのです。しかしワクチンの接種費用を全額自己負担した場合には5万円もかかるため、非常に接種率が低かったのです。それで、国は今年度1000億円の補正予算を計上してワクチン費用を助成しています。

ところが、このワクチンは12歳前後での接種が推奨されています。保護者にしてみると、自分の12歳の娘に対して性行為で感染するウイルスの予防接種をさせるというのが、どうにも抵抗があるようです。更に、少女本人にもキチンとワクチンの必要性を説明して理解させることが出来るのか、といった課題もあるようです。

なぜ12歳といった早い年齢でワクチンを接種する必要があるのでしょうか。それは、ワクチンによる免疫獲得に時間がかかるためです。インフルエンザの予防接種のように、2,3週間後には効き目が出るようなワクチンではないのです。20歳になったときには十分な効力を期待すると、12歳前後でワクチン接種が必要なのだそうです。

一方、子宮頸がんの検診もいっこうに進んでいません。国は昨年から20歳から40歳までの女性を対象に、無料の診察券を配布しているのですが、実際に利用している人はわずかに21.7%です。(読売新聞による)

年間の発症者数、死亡者数からみると、もっとワクチンが普及し、無料の検査が普及してもいいと思うのですが、なかなか普及していません。

これは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスが性行為によって感染する、という感染ルートが一因かも知れません。つまり、自分は大丈夫だと思っているのではないでしょうか。あるいは、自分の娘に限って大丈夫だと思っているのではないでしょうか。

こう考えると、HIVやクラミジアと同様、性感染症に対する理解不足と同じ状況が見えてきます。「好きな人とだけ普通にセックスしていれば大丈夫」といった、大いなる勘違いです。性感染症はたった一人とのセックスでも感染します。子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスもまた同様です。

なお、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)を自宅で検査出来るキットがあります。ご参考までにお知らせしますので、もしも検査を受けてみようかと思うあなたは下からどうぞ。

*HPV他、12種類の検査が自宅で可能です。女性のあなたにぜひおススメです。

・STD研究所 STDチェッカー TypeT(女性用)
クラミジア・淋菌・HIV・梅毒・B型肝炎・ C型肝炎・トリコモナス・カンジダ
細菌性膣炎・ヒトパピローマウイルス(悪性型)
クラミジア(喉)、淋菌(喉)

*男性のあなたには、気になる8種類の検査がまとめて可能なこちらがおススメです。

・STD研究所 STDチェッカー TypeR(男性用)
クラミジア・淋菌・HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎
クラミジア(喉)・淋菌(喉)


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