このページでは性感染症(性病)の中からクラミジア感染症について説明します。

こちらのグループサイトもどうぞ

『クラミジア症状・検査完全ガイド』

 

1.クラミジア感染症とはこんな病気です

推計の感染者が100万人以上いると言われ、日本で一番感染者が多い性感染症(性病)です。

特に若い女性の感染者が多いのが特徴です。

◇平成14年(2002年)から平成28年(2016年)までの15年間 定点報告データ使用

クラミジア推移

平成14年(2002年)をピークにしてクラミジア感染者数は減り続けています。

しかし、依然として国内では最も感染者数の多い性感染症(性病)です。

現在、およそ100万人ほどのクラミジア感染者がいると言われています。

クラミジア感染症は感染してもなかなか症状の出にく病気で、知らないうちに自分の体内で感染は進み、他の人にもうつしてしまうことがあります。

この グラフのように、本当にこのままクラミジア感染は減っていくのかどうか、定点報告データのみでは断言出来ないそうです。

定点報告とは?

全国に約970ヶ所ほど指定された医療機関があり、そこで見つかったクラミジア感染者を報告するものです。

従って、指定医療機関以外で診察、治療を受けた患者の人数は不明です。

クラミジアの他に、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマが定点報告対象の性感染症です。

一方,HIV/エイズ、梅毒は全ての医療機関に報告の義務があり、全数報告対象の性感染症となっています。

 

◇平成28年(2016年)における年齢層別感染者 定点報告データ使用

クラミジア年齢

クラミジアはグラフを見てお分かりの通り10代、20代の若い女性に感染者が多くなっています。

かつて厚生労働省が行った調査では20歳から24歳の女性16人に1人が感染しているという結果も出ています。

女性の場合はクラミジア感染に気付かず放置していると卵管炎を起こして不妊症の原因となることがあります。

しかも女性の80%はクラミジアに感染しても自覚症状がありません。そこがクラミジア感染症の怖い点です。

あなたに自覚症状がなくても、クラミジア感染の可能性に心当たりがあれば一度はクラミジア検査を受けることをお勧めします。

 

2.クラミジア感染症の病原体

クラミジア・トラコマティス(球状、卵状の細菌の1種)

 

3.クラミジア感染症の感染ルート

性行為感染と母子感染の2ルートがあります。

性行為感染では、オーラルセックスも感染ルートになります。

近年、オーラルセックスは完全に一般化しており、喉への感染、喉からの感染、両方共に感染が増えています。

オーラルセックスの風俗専門店が大きな感染源になっています。

予防としてはコンドームの使用が有効ですが、オーラルセックスにも必要です。

母子感染の予防には、妊娠中に検査を受けて感染が分かれば治療を行い、母子感染を防ぐことが出来ます。

 

4.クラミジア感染症の症状

潜伏期間は感染後1週間から3週間程度です。

感染初期には、わずかにおりものが増えたり、不正出血(月経以外の出血のこと)があったり、下腹部に軽い痛みが出たりします。

しかし、自覚症状が出なかったり、出ても軽くて気が付かない人も多いのです。

特に女性の場合、感染しても5人に1人程度しか自覚症状が出ないそうです。

そのため、自分が感染していることに気が付かず、検査も治療も受けないので他の人にうつしていくこともあります。

女性の場合、感染がどんどん広がり、放置すると子宮頸管炎、尿道炎、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎と進みます。

高い熱が出て、下腹部に痛みが出ます。不妊症や子宮外妊娠、早産、流産などの原因になることもあります。(「性感染症(性病)と妊娠」参照)

男性の場合には、尿道に炎症を起こし、排尿時におしっこが少ししみたり、濃い汁が出る程度です。

しかし、感染に気が付かずに放置すると、副睾丸炎や慢性前立腺炎などを引き起こすことがあります。

少しでも感染の不安や心あたりがあれば、すぐに検査を受けることをお勧めします。

男女ともに喉に感染した場合には、喉が腫れたり、痛みが出たりします。

 

5.クラミジア感染症の検査方法

男性の場合は尿検査、女性の場合は膣分泌物で検査を行います。

尿検査を行う場合には、初尿と言って、オシッコの出始めの尿を使います。

尿道内に繁殖した細菌を調べるためで、初尿を逃がすと、2時間以上待ってから尿検査を行います。

これは、尿道がオシッコで洗われて細菌の数が減って しまうためです。

2時間以上待てば、また尿道内に細菌が繁殖するため尿検査が可能になります。

女性の膣分泌物は、カルボーターと呼ばれる長い綿棒のような器具で採取します。

喉への感染検査も、同様にカルボーターを使って喉の粘膜、分泌物を採 取して検査をします。

卵管炎や腹膜炎を起こしている場合には血液検査を行うこともあります。

クラミジア感染症の検査については、こちらもどうぞ⇒「PCR法によるクラミジア検査」

 

6.クラミジア感染症の治療法

テトラサイクリンなどの抗生物質を投与します。ほとんどの場合、2週間程度で治ります。

男性の場合は泌尿器科へ、女性の場合は婦人科へ行きます。

喉への感染が疑わしい場合には、耳鼻咽喉科へ行きます。

性病科、性感染症内科でも診察してくれます。

クラミジア感染症の体験者のサイトを集めてみました。関心のある人はどうぞご覧下さい。

いろんな体験談があって、とても参考になります。

⇒「クラミジア感染症体験集」

 

7.クラミジア感染症の注意点

感染ルートにも書きましたが、オーラルセックスの普及によって感染者も増加しています。

風俗店で本番サービスをしなくても、オーラルセックスをしていれば感染する可能性があります。

コンドームの使用でも完全には予防出来ませんので、ご注意下さい。

また、検査や治療の際にはパートナーと二人同時がお勧めです。ピンポン感染の可能性があります。

また、自覚症状のないことが多い性感染症です。放置すると不妊症の原因になったり、HIVに感染しやすくなったりします。

自覚症状がなくても、感染の可能性に心当たりがあれば検査を受けましょう。

クラミジア感染症に感染していると、HIVの感染確率が高くなります。

なぜそうなるかと言うと・・・

⇒「性感染症とHIV」

 

 

8.検査キットのご紹介

クラミジア感染症を含む複合型の検査キットのご紹介です。

クラミジアと淋菌は共にオーラルセックスによる感染が広まっており、しかも喉への感染は自覚症状が出にくく、気がつきませんん。

でも、自然治癒することはありませんから、治療しなければいつまでも感染したままです。

従って、性器だけでなく喉への感染も同時に検査されることをお勧め致しますす。

また、淋菌はクラミジアと感染ルートが非常に共通しているため、こちらも同時検査することをお勧め致します。

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