ここでは、男性の性感染症(性病)検査方法について説明します。

なお、検査方法の用語については、「性感染症(性病)の検査概要」を参照して下さい。

【性感染症の検査方法 男性の場合】

あなたが男性で、性感染症の検査を受けると、一般的には以下のような検査方法になります。

【性感染症の検査方法 男性患者の場合】
病  名 検査の方法
◇HIV ◇血液検査
◇梅毒 ◇視診・血液検査
◇クラミジア感染症 ◇尿検査・尿道分泌物検査・喉分泌物
◇淋菌感染症 ◇尿検査・尿道分泌物検査・喉分泌物
◇性器ヘルペス ◇視診・患部分泌物検査・血液検査
◇尖圭コンジローマ ◇視診・患部組織検査
◇トリコモナス症 ◇尿検査・尿道分泌物検査・前立腺液検査
◇性器カンジダ症 ◇視診
◇軟性下疳 ◇視診
◇ケジラミ症 ◇視診
◇疥癬 ◇視診
◇B型・C型肝炎 ◇血液検査
◇非クラミジア性非淋菌性尿道炎 ◇尿検査・尿道分泌物検査


こうした検査は主に泌尿器科・性感染症科・皮膚科で検査を受けます。病気や症状ごとに、どこで診察してもらえばいいか詳しく説明していますので、こちらをご覧ください。
⇒『症状から病名を探す(男性編)』

気になる検査費用ですが、当然検査の内容や病院によって異なります。あなたが何かの性感染症を不安に思って検査を受ける場合は治療ではないので健康保険が適用できない可能性が高いです。(あなたの状況と病院の判断によります)

私がいろんな医療サイトで調べた限りでは、診察代と検査費用で1検査が1万円前後から2万円くらいかかります。こちらのサイトに病気ごとの費用が載っているので参考にしてください。

■性病についてのお悩み解決サイト STD研究所

これらの性感染症の中には、検査方法によって検査結果が変わるものがあります。

ここでは

●HIV検査

●クラミジア検査

●梅毒検査

の3つの性感染症について、検査方法の注意点を説明しておきます。

◇HIV検査

HIV検査は抗体検査、抗原抗体検査、核酸増幅検査(NAT検査)など、検査で何を見つけるかによって検査の種類が異なります。しかしあなたがHIV検査を受ける時、何を検出する検査なのかを詳しく知る必要はないと思います。要するにあなたがHIVに感染しているか、感染していないかが分かればいいのですから。

そこで重要なのが、ウインドーピリオドと呼ばれる検査が正確に出来ない時期を知っておくことです。例えば、あなたがHIV感染の可能性がある行為をしたとします。その後HIV感染が不安になったあなたはHIV検査を受けることにします。

その時あなたに注意が必要なのは、

「感染の可能性があった日から、HIV検査を受けるまで、何日が経過しているか」

ということです。それぞれの検査方法にはウインドーピリオドが設定されており、その間はHIV検査を受けても正確な検査結果が出ません。あなたはウインドーピリオドが明けてから検査を受けないと正確な検査結果を得られません。

ここで、あなたがHIV感染の可能性がある行為をしてから、何日経過すれば検査が受けられるか、一覧表でご紹介しましょう。


表1.HIV検査の種類による検査可能のタイミング

検査の種類 感染して10日以内 11日~30日未満 30日~60日未満 60日~12週未満 12週以上
即日検査
第3世代検査
第4世代検査
NAT検査

〇:検査可能 △:精度に問題あり ☓:検査不可

HIV検査には色んな種類がありますが、あなたがHIV感染の可能性があった日から3ヶ月経過していれば、どの検査も受けることがでいます。

あなたがHIV検査を受ける可能性が最も大きいであろう、保健所ではほとんどが3ヶ月経過してからHIV検査を受けて下さいと案内しています。しかし中には2ヶ月経過していればOKとする保健所もあります。

これはあなたがHIV検査を受けようとする保健所に聞けばすぐに分かりますが、別にあなたから聞かなくても保健所の方から必ず確認が入ります。

要はウインドーピリオド期間中はHIV検査を避け、正確な検査結果が出る時期になるまで待つことです。もしもウインドーピリオド中にHIV検査を受けた場合、仮にあなたが陰性となっても、それはHIVに感染していないのか、ウインドーピリオドのせいなのか区別ができません。

ただし、そうしたウインドーピリオドがあることを知った上で、あえてその期間中にHIV検査を受ける場合もあります。例えばウインドーピリオドが3ヶ月のHIV抗体検査で、感染の可能性があった日から1ヶ月目に検査を受けたとします。

そして検査結果が陰性であった場合、何度も書いていますが正確な検査結果とは言えません。100%HIVに感染していないとは言えないのです。しかし、仮にHIVに感染していればすでに抗体ができている可能性も高いので、陰性という検査結果は100%信用できなくても50%から80%くらいは信用できるかも知れません。

どうしても3ヶ月待てない、100%じゃなくてもいいから今すぐ検査を受けたい、待てない、と言うあなたは1ヶ月目でもあえて検査を受けてみる手はありです。ただし、必ず3ヶ月経ってから再検査する必要があります。

私が自宅で利用したHIV検査キットも保健所と同様で、3ヶ月経過しないと正確な検査が出来ない検査方法を採用していました。PA法(ゼラチン粒子凝集法)という方法です。

私が利用したHIV検査キットはこちらです。
■STD研究所 STDチェッカー TypeJ(男女共用)


◇クラミジア検査

クラミジア検査で注意すべきことは、検査方法によって結果が変わることがある点です。ある検査では陰性となったのに、別の検査では陽性となることがあります。そんなとき、いったいクラミジアに感染しているのか、いないのか、分からなくなります。

このクラミジアの検査結果が検査方法によって異なることに混乱し、てネット上で質問している人が多くいます。Yahooの知恵袋やgooの教えて!などでクラミジアをキーワードに検索してみてください。かなりの数見つかります。

この検査方法によって検査結果が異なると言うのは、多くの場合次の2つの検査間で発生します。

●血液採取によるクラミジア抗体検査
血液検査によって、クラミジア感染で作られた抗体を見つける検査です。ただし、クラミジア抗体はいったん出来るとクラミジアが体内から駆除された後も残り続けます。クラミジアが治っても抗体は残るのです。

従って、クラミジア抗体検査で陽性になっても、現在感染しているのか、過去に感染して現在は完治しているのか、区別が出来ない場合があります。保健所のクラミジア検査にはこの抗体検査が多く使われています。

この検査で陽性になってもクラミジアに感染していると断定出来ないので、他の検査も併用することになります。クラミジア抗体検査はいわゆるスクリーニング検査、振るい分けの検査として使われます。


●尿や膣分泌物採取によるPCR検査(核酸増幅検査)
この検査はクラミジアの核酸を人工的に増幅させて検査するものです。要するにクラミジアそのものが存在するかどうかを見つけます。抗体検査とちがってPCR検査で陽性となればクラミジアに感染していることが確定します。

以上の2つの検査の性質から、混乱するのはこんなケースです。あなたが過去にクラミジアに感染して病院で治療を受けて完治したとします。その後、再びクラミジア感染の不安を感じてまた検査を受けたとします。

このとき、あなたが再度クラミジアに感染していれば、抗体検査でもPCR検査でも陽性になります。しかし、今度はクラミジアに感染していなかった場合、抗体検査は陽性、PCR検査は陰性となります。検査結果がまるで反対になります。PCR検査が陰性なら感染していない可能性大です。

ネットの相談サイトでの書き込みを見ていると、クラミジア検査を受けた病院で担当医が患者に対してしっかり検査内容を説明してくれないケースもあるようです。もしもあなたが病院で検査結果に疑問を感じたり、不安になったら遠慮なく担当医に確認して下さい。

なお、私が利用した検査キットのクラミジア検査では精度の高いPCR法が使われていました。

◇梅毒検査

梅毒検査は一般には梅毒血清反応検査と呼ばれる抗体検査を行います。この抗体検査ではSTS法とTP抗原法の2種類の抗体検査を同時に行って判定します。なぜ2種類の検査を併用するかと言えば、それぞれに一長一短があるからです。

まずSTS法ですが、次のようなメリット、デメリットがあります。

●STS法のメリット
・検出感度が高く、梅毒トレポネーマが感染して2週間から5週間後には検査が可能となります。

・検査結果が梅毒トレポネーマによる炎症の程度を反映するため、治療の効果確認に利用できます。完治しているかどうかの判定にも使われます。

●STS法のデメリット
・直接梅毒トレポネーマに対する抗体を検査しているのではないため、偽陽性が出る可能性があります。例えば梅毒以外でも、妊娠、膠原病、慢性肝炎、肺結核などでも陽性反応が出ることがあります。


一方TP抗原法には次のようなメリット、デメリットがあります。

●TP抗原法のメリット
・梅毒トレポネーマに対して産生された抗体を調べるため、偽陽性がありません。(正確には極めて少ない)

●TP抗原法のデメリット
・梅毒感染後3ヶ月以降でないとTP抗体が作られないため、感染直後の検査が出来ない。

・治療が終わった後も陽性となるので、治療効果の判定には使えません。この点はクラミジア抗体検査と同様です。

実際の検査に際してはSTS法の検査結果とTP抗原法の検査結果を突き合わせて梅毒に感染しているかどうかを判断します。

では、STS法とTP抗原法を組み合わせた血清反応検査の解釈法を紹介します。

表2.梅毒血清反応検査の解釈

STS法 TP抗原法 結果の解釈 治療
梅毒感染なし 不要
2.1 生物学上の偽陽性 不要
2.2 梅毒感染初期 必要
3.1 梅毒感染 必要
3.2 梅毒感染治療後の抗体保有者 不要
梅毒感染治療後の抗体保有者 不要


私が利用した検査キットの梅毒検査ではTP抗原法が使われていました。

以上、ここでは性感染症の検査方法について説明してきました。もっと詳細に説明したいのですが、書きだせばとても長くなってしまいます。

HIV・クラミジア・淋菌・梅毒・カンジダ・B型肝炎については当サイトの姉妹サイトがそれぞれの専門サイトとしてあります。各サイトの検査方法を説明したページのリンクを用意しておきますから、もっと詳しく検査方法を知りたあなたはどうぞ。

■HIV検査の種類

■クラミジア検査の種類

■梅毒検査の種類

■淋菌検査の種類

■カンジダ症検査の種類

■B型肝炎検査の種類


HIV検査の説明でも書きましたが、あなたがそれぞれの性感染症の検査方法を詳しく知る必要はありません。大事なことは専門家である医師や看護師があなたに説明してくれます。

ただし、あなたがその説明に十分理解できなかったら遠慮なく医師や看護師に質問して確認しましょう。

 

アイコンボタン病院へ行かなくてもあなたの自宅で性感染症の検査ができます。
フッターバナー5

HIVと重複感染が多いのはこれ!
タイプO ・HIV
・梅毒
・B型肝
(男女共通

¥7,750+消費税
矢印STDチェッカー タイプO
一番人気!主要5項目を同時検査。
タイプEバナー3 ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌

¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから
主要7項目検査でまずは一安心!
タイプRバナー ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌
・クラミジア(のど)
・淋菌(のど)

¥14,750+消費税
矢印タイプR 男性はこちらから

矢印タイプR 女性はこちらから