ちょっと古い記事ですが、「STD(性感染症)は増加、コンドームは減少」と言う記事を見つけました。2010年10月にネットで流れた記事です。今回はこのニュースからあなたにデータをご紹介します。

「NEWSポストセブン」で10月13日にネット配信されたニュースです。一言で要約するなら、性感染症の患者は日本中で600万人を超える勢いで増え続けているのに、その感染予防に使うべきコンドームは消費量が減り続けている、と言うことです。

そこで、「薬事工業生産動態統計調査表」 からコンドームの国内向け出荷量を調べてみました。それが下のグラフです。

・・◇国内向けコンドーム出荷量 1979年(昭和54年)~2004年(平成16年)


いかがでしょう。確かに減少の一途をたどっています。1980年には年間で500万グロス(1グロスは144個)以上も国内向けに出荷していたコンドームは、2004年には290万グロスまで落ち込んでいます。実に43%も減っているのです。

いったい、なぜこんなにコンドームの消費量が減ったのでしょうか。「NEWSポストセブン」の解説では理由は2つあって、少子高齢化と未婚率の上昇とされています。

総務省統計局のデータによると、全人口に占める生産年齢人口(15~16歳)の割合は1993年で69.8%だったのに対し、2005年では65.8%となっており、コンドームの使用頻度が高そうな生産年齢人口の比率が下がっています。

また未婚率では、25~29歳の男性で1995年が66.9%だったのが、2005年には72.6%に上昇。25~29歳女性でも、1995年の48.0%から、2005年の59.9%に上昇しています。

この2つが理由ではないかと推測しているのですが、未婚率が上がるとなぜコンドームの消費が減るのか。これは素直に考えると、結婚した方が性行為の回数が増えて、コンドームを多く使うはずだ、と言う前提ですね。

結婚しようがしまいが、性行為の回数が変わらなければコンドームの使用量も変わらないはず。むしろ未婚の方が避妊に気を使うはずだからコンドームはより多く使うはずです。

しかし、実態は未婚の方が性行為が少なく、コンドームが使われていない、と言うことなのでしょうか。この他にも考えられる原因として、草食系男子が増えた、セックスレスカップルが増えた、などが上げられています。確かにそういった側面もあるのかも知れません。

しかし、ここで一番大きな問題点は、単にコンドームの使用量が減った、と言うことではなく、本来コンドームを使用すべき機会に使われていないことが問題です。

いくら少子高齢化と言っても、先ほどご紹介したようにコンドームの使用量が40%以上も減っているのは、性行為そのものが減っているのではなく、コンドームを使う性行為が減っているのだと思います。

かつてエイズが日本に上陸し、エイズパニックとなった頃は誰もがHIV感染に気をつけ、同時にそれは他の性感染症も感染者が減る傾向となりました。

しかし、あれからもう20年、すっかり遠い昔のことになってしまいました。コンドームなしで平気で性行為を繰り返す人が増えているのです。

日本は主な先進国の中で唯一、HIV感染者が未だに増加し続けています。これもコンドームが使われなくなったことと関係があるに違いないと思います。

あなたはどうかHIVを始めとする性感染症に感染しないよう、ご注意ください。もしも、すでにコンドーム無しの性行為を繰り返し、性感染症が心配だと思うあなたは自宅で検査が可能です。病院や保健所に行く余裕のないときはぜひご利用下さい。

*HIV・梅毒・クラミジア・淋菌など、気になる性感染症をまとめて8検査できます。私も使いました。

・STD研究所 STDチェッカー TypeR(男性用)
クラミジア・淋菌・HIV・梅毒・B型肝炎
クラミジア(喉)・淋菌(喉)

*気になるHIVや梅毒、それに不妊症の原因となる性感染症が12種類まとめて検査できます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeT(女性用)
クラミジア・淋菌・HIV・梅毒・B型肝炎・ C型肝炎・トリコモナス・カンジダ
細菌性膣炎・ヒトパピローマウイルス(悪性型)
クラミジア(喉)、淋菌(喉)

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