あなたもすでにご承知かも知れませんが、梅毒感染者が爆発的に増えています。

国立感染症研究所の週報「第49週」によれば、2016年の新規梅毒感染者の累計は、12月11日時点で4,259件に達しています。

これはすでに昨年の2,697件の約1.6倍にあたります。

その一方で、クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどの定点報告されている性感染症は感染者が減少傾向にあります。

これはいったいなぜでしょうか・・・

 

◇増える梅毒、減るクラミジア・淋菌など

12月11日までのデータからして、2016年通期では恐らく梅毒感染者の報告件数は4,400件ほどになると思われます。

仮に4,400件だとすると、この10年間の梅毒感染者のグラフは以下となります。

2016年梅毒感染者推測
グラフ1.梅毒感染者の報告数推移

グラフ1をご覧頂いてお分かりの通り、この5年間で8倍に急増しています。

特に若い女性にも感染者が拡大しており、母子感染もまた増えています。

こうした梅毒感染者の急増がある一方で、クラミジアや淋菌などは感染者が減少傾向にあります。

クラミジア・淋菌・性器ヘルペス・尖圭コンジローマの動向をまとめてごらん頂きましょう。

 

■クラミジア・淋菌・性器ヘルペス・尖圭コンジローマの動向

性感染症の動向
グラフ2.クラミジア・淋菌・性器ヘルペス・尖圭コンジローマの動向

ちょっとグラフが小さくて見づらいですが、クラミジアと淋菌は減少傾向、性器ヘルペスと尖圭コンジローマは微増といった動向になっています。

グラフ1の梅毒とは大違いです。

詳細はこちらの記事をご覧ください。『性感染症の最新動向』

なお、感染者数の報告形式として、HIV/エイズと梅毒は全数報告、クラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマは定点報告となっています。

●全数報告
全国、どこの医療機関で感染者が見つかっても1週間以内に保健所経由で都道府県知事へ報告されます。

●定点報告
予め選ばれた全国980ヶ所ほどの医療機関で見つかった患者のみが1ヶ月単合で報告されます。

つまり、全数報告は全数検査、定点報告は抜き取り検査みたいなものです。

定点における動向から、国内全体の動向を推測しようとするものだと思います。

 

さて、感染力を考えると決して梅毒だけが突出している訳ではありません。

どの性感染症も予防処置なしだと1回の性行為で感染する確率は30%程度だとされています。

ではなぜ梅毒だけが感染者が爆発的に急増しているのか?

その理由はなんでしょうか?

むろん、梅毒感染者が急増しているからと言って、必ずしも他の性感染症も感染者が増加すると決まっている訳ではないでしょう。

グラフ2は別段不思議ではない動向なのかも知れません。

しかし、ここにもう1つ新たな情報があります。

 

◇実は梅毒以外の性感染症も全て感染者は増加中だった!

今回私が見つけた情報は、こちらのブログ記事の中にありました。

『第1回エイズ・性感染症に関する小委員会 傍聴記 』

この中に、三田市民病院の荒川創一病院長の指摘が紹介されています。

荒川院長は淋菌感染症、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマの4疾患について、モデル県における10月の性感染症全数調査を行ったそうです。

これまで定点報告のみであったのを、モデル県限定ではありますが全数調査したのですね。

そこで得られたデータを基に全国の年間感染者数を推計したところ、

「調査した4疾患全てが感染者増加の傾向にあった。」

そうです。

決して梅毒感染者だけが増加しているのではなく、他の主な性感染症も感染者が増えているというのです。

現状の4疾患で行われている定点報告では正しく動向が反映されていないのかも知れません。

ただ、ブログにはどの程度感染者が増えているのか、具体的な数値データまでは開示されていませんでした。

ここがとても残念な点です。

しかし、この推計が正しいとすれば、梅毒はじめ主な性感染症は全て感染者が増加傾向にあることになります。

これはいったいなぜでしょうか?

よく、保健所におけるHIV検査の受検数が減ったのは、

「世間の関心が低下したため。」

と指摘されます。

同様に、多くの性感染症で感染者が増えているのは予防に対する世間の関心が低下しているせいでしょうか。

いずれにしてもあなたのすぐ身近で性感染症に感染する人が増えています。

あなただけが安心、安全などと言うことはあり得ません。

あなたもどうか性感染症の予防、そして不安があれば早期の性感染症検査をお勧め致します。

以上、今回は梅毒以外にもクラミジア、淋菌、性器ヘルペス、尖圭コンジローマの4疾患についても感染者が増えているという情報でした。

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