性感染症に感染したかも知れないという不安は果てしないものがあります。

しかし、あまりに不安が強すぎて度を超すとまともな日常生活が送れなくなってしまいます。

いきなり私事で大変恐縮ですが、私は病院の診察券を10枚以上持っています。そう、これは何の自慢にもなりません。内科、整形外科、泌尿器科、眼科、歯科、それぞれに複数のかかりつけの病院があります。

幸い入院が必要とか、日常生活に支障がでるとか、そんな重大な疾患にはかかっていません。ひとつには私が心配性、大げさな性格もあって、ちょっとでも体に異変を感じると病因に行く性格なのです。

例えば私は平熱が36.5度ですが、体温が37度を超えると会社を休んで病院へ行き、ベッドにもぐり込んでしまいます。そのくらい大げさで心配性なのです。

ですから、自分がHIVに感染したのではないかと不安になったときは夜も眠れない、食事ものどを通りませんでした。

さて、こんな病気もちの私は有料の医療サイトに登録しています。病気や体調不良で気になることがあればいつでも医師に相談できるので便利だからです。

その医療サイトで他の人の相談や回答を読むことが出来ます。中には性感染症の質問も多数寄せられています。そうした質問を読んでみると、私と同等、あるいは私以上に心配性な人がいるもんだと感心することがあります。

例えば・・・

●発熱、倦怠感、リンパ腺の腫れなど急性HIV感染症に似た症状が出て、保健所でHIV検査を受けて陰性判定が出たが、体調不良が続いているため検査結果を信用することが出来ない。常にHIV感染の不安に悩まされている。保健所の検査結果は絶対に間違うことはないのか?

この質問、実はけっこうな数あるんですよね。HIV検査の陰性判定が信用できないと言う人。確かに人間のすることに100%完璧はないのかも知れません。

でも、保健所のHIV検査で陰性判定が出たときは、HIVに感染していないと安心していいのです。HIVに感染していないのに陽性判定が出ることはあります。いわゆる偽陽性です。これは即日検査なら100人に1人の割で発生します。

「え!偽陽性がそんなに出るんじゃ、偽陰性もあるんじゃないのか?」

あなたはそう思うかも知れませんね。実際には、偽陰性を出さないために偽陽性が出てしまうのです。HIVに感染していない人が陽性判定を受けても必ず確認検査でHIVに感染していないことが後で分かります。だから表現は悪いかも知れませんが偽陽性は実害がありません。

でも、HIVに感染している人が陰性判定を受けたらそのままエイズ発症まで気が付きません。こちらは深刻な実害を生んでしまいます。だからHIV検査の感度を非常に高く設定して、ちょっとでも怪しい人は陽性判定とし、偽陰性が出ないようにしています。

中四国エイズセンターのホームページに「HIV検査について」という記事があり、それによるとHIV検査の偽陰性の確率は250万分の1だそうです。完全なゼロではありませんが、さすがに250万分の1と言われると心配性の私でも安心します。

もし、保健所のHIV検査の陰性判定が信用できないという人が、この偽陰性発生の確率を知っていればそんなに心配しなくても済んだかも知れません。正確な情報は不要な不安や過度の心配を打ち消してくれます。

さて、最近私が見た医療の有料サイトの質問には、こんな質問がありました。

●性風俗で素股行為をしました。相手の女性は下着をつけたままです。私が何かの性感染症に感染している可能性があるでしょうか?

さて、この質問はあなたどう思いますか?

「だって、相手は下着をつけたままだろ?感染するわけないじゃんか!」

そう思いますか?実は私もそう思いました。

「あんた、そこまで心配するくらいなら最初から風俗なんて行くなよ!」

って感じですね。

ところがです。その質問に対する医師の回答は、

「可能性は低いですが感染することはあり得ます」

でした。素股行為って、ナンボ危険な行為なのでしょう。まぁ、可能性が低い、という表現が微妙ですが。

結局、質問する方も回答する方もどこに重点をおいて物事判断するか、ということに尽きると思います。例えば、オーラルセックスでHIVに感染する可能性は0.01%だと言われています。(HIV検査相談マップより)

「確率0.01%なんて気にする必要ない。そこまで心配してたらキリがない。」

こう考えて平気な人もいれば、

「確率が小さくても、感染の可能性があるか、ないか、で言えばある。」

と考えて心配する人もいます。

私は完全に後者のタイプです。どちらがいい、悪いと一概には言えないかも知れませんが、大事なことは判断するための情報、知識を持っておく、ということです。

偽陰性発生の確率が250万分の1で、オーラルセックスによるHIV感染の確率が0.01%である、こういった情報です。そうればある程度は無用な心配をせずに済むと同時に、必要な心配をするようになります。

性感染症について疑い出せばきりがない、でも何が本当に危険かを知ることは大事。

当サイトの情報があなたの危機管理にちょっとでもお役に立てるよう、これからも情報発信していきたいと思っています。

*HIV・梅毒・クラミジア・淋菌など、気になる性感染症をまとめて7検査できます。私も使いました。

・STD研究所 STDチェッカー TypeR(男性用)
クラミジア・淋菌・HIV・梅毒・B型肝炎
クラミジア(喉)・淋菌(喉)

*気になるHIVや梅毒、それに不妊症の原因となる性感染症が12種類まとめて検査できます。

・STD研究所 STDチェッカー TypeT(女性用)
クラミジア・淋菌・HIV・梅毒・B型肝炎・ C型肝炎・トリコモナス・カンジダ
細菌性膣炎・ヒトパピローマウイルス(悪性型)
クラミジア(喉)、淋菌(喉)