もしもあなたが何かの性感染症にかかって、治療を受けているとき、性行為はどうなんでしょう?

やっぱり止めておいた方がいいのか、それとも症状によってはOKなのか?

あなたにとっては切実な問題かも知れない、治療中の性行為について調べてみました。

 

◇結論は・・・

ズバリ、結論から先に申し上げましょう。

私が色んな性感染症の本や医療サイトを調べた限り、

「性感染症が完治するまで性行為は控える!」

これが結論です。

しかし、ここで3つの疑問が出てきます。

1.そもそもなぜ控えなくてはならないのか?

2.「完治」とは、何をもって完治とするのか?

3.「控える」とは、どの程度を指すのか?

この3つの疑問です。

実はこの3点についてネット上では多数の書き込みが見られます。多くの人がやはり疑問に感じているのですね。

もしやあなたもそうですか?

では、3つの疑問に対して私が調べた回答をお話しましょう。

 

1.なぜ治療中は性行為を控えなくてはならないのか?

性感染症の治療中に性行為を控えなければならない主な理由は次の2つです。

①パートナーにうつしてしまうから。

これはお分かり頂けますよね。体内にまだ病原菌がいる状態で性行為を持てば、パートナーにうつしてしまう危険性があります。

お二人同時に治療を受けることも多いと思いますが、その場合はお二人共に完治するまで性行為は控えて下さい。

そうしないと俗にいうピンポン感染が発生する恐れもあります。

ちなみにコンドームを使用しても感染経路を100%断つことは出来ません。オーラルセックスや素股などでも感染することがあります。

更に梅毒、性器ヘルペスなどはディープキスでも感染の可能性があります。

 

②治るのが遅くなる

あなたがまだ完治していない時期に性行為を行うと、病気が治るのが遅くなってしまう恐れがあります。

なぜなら、こんな理由があるからです。

・性器などの患部に炎症があれば、そこを刺激することによって炎症が悪化する恐れがある。

・性的興奮によって分泌される粘液はタンパク質であり、病原菌には栄養源となる。結果的に治療薬の効果の妨げとなり、治療が遅れてしまう。

こうした理由があるので、治療中の性行為は控えて下さい。

 

2.何をもって「完治」とするのか?

これは性感染症によって判断基準が異なります。

基本的には症状が消えて、かつ体内から病原菌が消えれば完治となります。

当然その状態では他の人に感染する恐れもありません。

ただし、以下のような性感染症の場合は必ずしも今書いたような基準に合致しません。

●膣カンジダ症

元々病原菌であるカンジダ・アルビカンスは常在菌であり、健康な人の身体にもいます。

菌の存在そのものが問題ではありません。

ただ、免疫力が低下した時などに増殖してカンジダ症を発症します。

従って、完治の判断は自覚症状が消えて、膣分泌物を調べてカンジダ菌がいなくなれば完治です。

ただ、日本性感染症学会の治療ガイドラインによれば、

「症状が消えれば少数のカンジダ菌が残っていても治癒判定とする。」

とあります。

「少数」と言う表現が微妙ですが、要はカンジダは元々常在菌なので、菌の存在そのものより症状の有無が治癒判定には重要と言うことですね。

 

 

●尖圭コンジローマ

原因菌であるヒトパピローマウイルス(以下、HPVと表記)はいったん感染すると完全に駆除出来ないことがあります。

自覚症状が消えてもHPVが体の中に隠れたまま残り、また再発することがあるのです。

従って、治療の目的はウイルスの完全駆除ではなく、患部の除去となります。

 

●性器ヘルペス

性器ヘルペスの原因菌は単純ヘルペスウイルス(以下HSVと表記)であり、治療にはアシクロビル錠や、ファムシクロビル錠などの抗ウイルス薬を使用します。

しかし、いったん感染したHSVは抗ウイルス薬をもってしても完全に駆除することは出来ません。

性器ヘルペスの治療は病変患部が治り、自覚症状が消えたところで完治とします。

HSVは神経節に隠れ潜み、再発することもあります。

 

●HIV/エイズ

すでにあなたもご承知の通り、HIV感染症に関しては現状完治は出来ません。

抗HIV治療によって体内のウイルスをコントロールし、エイズ発症を防ぐと共にHIVを検出限界以下まで抑えることが治療目的となっています。

従って治療目的を達しても性行為によるHIV感染の可能性があり、コンドームの使用などセーファーセックスが大事になります。

 

●ウイルス性肝炎

B型肝炎、C型肝炎もまた性行為によって感染することがあります。

たいていの性感染症の本や医療サイトにはウイルス性肝炎も性感染症の一種として解説されています。

B型肝炎は完全にウイルスを駆除できる場合と、駆除が難しい場合もあります。

駆除が難しい場合は症状が悪化しないように体内での増殖を抑えることが治療目的となります。

C型肝炎はウイルスを駆除してもその後に再発したり肝がんが発生することもあり、現状では完治宣言は難しいそうです。

 

3.性行為を「控える」とはどの程度を指すのか?

治療中の性行為は全て控える方が安全です。仮にコンドームをつけても100%安全とは言えません。

性感染症の感染ルートは、ウイルスを含む体液と相手の粘膜部との接触によって成立します。

梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどの患部にはウイルスが大量に存在し、その患部に相手が触れると感染する恐れがあります。

そして患部は性器だけとは限りません。性器周辺、肛門だったりあるいは唇や口腔だったりします。

ゆえにディープキスだけでも感染することがあるのです。

オーラルセックスはむろん、とにかく体液と粘膜部が接触する行為はすべて感染の可能性があります。

「このくらいならいいかな・・・」

なんて思わず、完治するまで待った方が安全ということです。

ただし、HIV感染症、B型肝炎、C型肝炎などのようにウイルス駆除が困難なケースにおいては感染予防に配慮したセーファーセックスが望まれます。

ウイルスが駆除出来ないからと言って性行為を完全にあきらめる必要はありません。

でもクラミジア、淋菌、梅毒など、他の性感染症は病原菌を完全駆除できるのですから、完治まで待つのが正解です。

性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、カンジダなどは病原菌が完全には駆除出来ないこともありますが、医師から治りましたと宣言してもらえれば性行為は可能です。

 

◇まとめ

今回は性感染症の治療中の性行為について記事にしてみました。

どんな性感染症であれ、症状が出ている治療中に性行為は厳禁です。

医師による完治宣言が出てからにしましょう。

ただし、性感染症によっては完治が難しいものもあります。

原因菌の駆除が出来ず、症状や患部が消えることをもって完治とする場合もあります。

この場合はセーファーセックスが必要となります。

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